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女性学・ジェンダー的視点に立つ教育展開

-「女性の自己確立とキャリア探求」の基礎をつくるリベラル・アーツ教育-

取組の概要

 建学の精神である「キリスト教精神に立脚したリベラル・アーツ教育」を創造的に継承し、女性学・ジェンダー的視点に立つ教育を展開する。それにより、自己を確立し、多様な生き方としてのキャリアを探求できる能力を培い、男女共同参画社会の実現、国際社会への貢献をなしうる女性の育成を目標とする。1960年代以来の伝統と蓄積をもつこの視点に立つ教育は、女性学研究所の協力を得て、内容を充実させてきた。学長を中心に数年の検討を経て、この視点に立つ教育の意義を再確認し、2003年度実施の新カリキュラムにおいて、全学共通カリキュラム及び各学科に体系的に科目を設置した。
 また、副専攻「女性学・ジェンダー」を設け、学科を越えて多角的に学ぶことを可能とした。本取組の教育効果は、授業実践の中で測られるほか、卒業生への調査結果から、多くの卒業生の人生の自己設計能力と積極的な社会参加の姿勢に見て取れ、確認できる。この視点の共有を学内外にさらに広げる方向を目指している。

採択理由

 この取組は、東京女子大学の教育目的・教育方針である一個の自立した人間としての生き方を模索し、男女共同参画社会の実現に寄与し、高度の社会貢献を行いうる女性を育成するという目標を実現するために、東京女子大学の大学改革委員会で審議され、すでに最初に設置された女性学に関する総合科目からみると、数十年にわたって組織的に実施されています。関係者の努力によって当初目標とした女性の自己確立が多くの卒業生に見られるなど十分な成果を上げています。この取組は特に、男女共生社会実現のための女性の教育という側面について優れた特色があり、他の大学の参考になる事例です。今後は成果の評価基準・方法の一層の開発や授業評価との有効な連携が望まれます。(文部科学省)

平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」への採択状況

申請件数 664件(国公私立大学・短大)
採択件数 80件 (同上)

「特色ある大学教育支援プログラム」とは

 文部科学省が実施するこのプログラムは、国公私立大学・短期大学の教育改善に資する種々の取組のうち、特色ある優れたものを選定し、その事例を広く社会に情報提供することにより、今後の高等教育の改善に活用します。これにより国公私立大学を通じ、教育改善の取組について、各大学及び教員のインセンティブになるとともに、他大学の取組の参考になり、高等教育の活性化が促進されることを目的としています。