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2015年度東京女子大学学会主催始業講演

「明日を開く知」油井大三郎(『学報』2015年第1号より抜粋)

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I はじめに

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは、これから始まる大学生活に期待と不安とを感じているかもしれません。高校までの「勉強」は、「学びを強いられる」という受身の性格が強かったと思いますが、大学は、「勉強」ではなく、「学問」をするところです。「学問」は学生自身の主体的な問いから始めるので、まず、皆さんにとって切実な問いとは何か、ぜひ考えていただきたいと思います。


しかも、現在の日本や世界には疑問になることが山積しています。日本では、「非正規雇用」が増加して、若者が非常に不安定な生活を強いられているのは何故か、世界ではグローバル化によってヒト・モノ・かね・情報の国境を超えた移動が活発に進む時代に、何故、中東地域ではイスラーム原理主義と呼ばれる公然と近代的生活を否定するグループが台頭するのか。このような疑問は、「暗記型の勉強」では解くことができないでしょう。いままで習った知識を活用して、「課題解決型の学習法」に転換することが求められているのです。


そこで、具体的な事例を取り上げて、「明日を開く知」とはどのようなものか、考えてみましょう。


(以下は『学報』本誌でご覧になれます)


  • II マララ・ユスフザイさんの例
  • III フレデリック・ダグラスの例
  • IV マララさんとダグラスに共通するものは?
  • V 終わりに