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理学研究科会議議長メッセージ

理学研究科の理念と目的

数学専攻修士課程は1971年に開設されましたが、2005年の博士後期課程設置に伴い修士課程は博士前期課程となりました。数学専攻博士前期課程は理論数理学と応用数理学の2つの研究分野からなり、数学および数理科学に関連する領域の知識の習得と専門的な研究を通して研究者や専門的職業人を育成することを目的としています。入学定員は6名ですが、博士前期課程を担当する専任教員は12名いて少人数教育を徹底させています。特に数理学講究(ゼミ)では論文輪読や修士論文作成に向けた研究指導をマンツーマンでしっかりと行っています。


理論数理学分野では、代数学、幾何学、解析学などの純粋数学の現代的な理論を学びます。例えば、代数学における群論、環・体論、表現論、組合せ論、暗号・符号理論、幾何学における結び目・絡み目の理論、空間グラフの理論、解析学における関数解析、調和解析、微分方程式論などです。これらの理論とともに、その様々な応用も学びます。


応用数理学分野では情報学、理論物理学、数理化学、確率論と統計学などの分野における様々な問題や現象と、それに対する理論を学びます。例えば、コンピュータによる数値計算の誤差の問題と対応する誤差理論、理論物理学分野の波動の現象とそれに対する微分方程式の理論、化学の分野におけるスペクトル解析の理論と応用などです。


理論数理学分野においても応用数理学分野においても、既存の理論を修得するとともに、数学と諸分野との交流について幅広く学び、既存の理論を発展させて、最前線の研究にせまることを目指します。


本専攻では数学を中心に広い分野の研究指導を行いますが、本学で開講されている講義のみでなく、大学院数学連絡協議会に加盟している10校の他大学大学院の提供科目を聴講して単位を取ることもできます。このように個々の学生の関心に応じて自由に学び研究できる環境を備えています。


理学研究科会議議長
大阿久 俊則