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現代教養学部長メッセージ

新たな学びを、東京女子大学で!

大学での学びには、二つの大きな特徴があります。一つは、自ら実力をたくわえ、自律的に学んでいくことが求められる、ということです。学問には無限の広がりがあり、そして学生のみなさんの人生にも無限の可能性があります。でもそれは、あくまでも眼前に広がっているだけで、まだみなさん自身のものではない。みなさんは、大学で、いろいろ試行錯誤しながら、みなさん自身の学びを進め、大きな可能性を自分の手でしっかりとつかむことが大切です。そういう学びは、学ぶべき内容が狭く限定されているようなものとも、あるいはまた、何か必要があってとりあえず対応できるだけの知識を身につける、というような学びともまったく違います。だからこそ、大学での学びには、新しい社会を担う独創性が宿っているのです。もう一つの特徴は、学問の世界が、そしてみなさんの人生が無限に広がっているからこそ、一度は、その無限の広がりに身を委ね、信じられないようなこと、不思議なこと、とても同意しかねるようなことを、できる限り想像力を伸ばして、理解するように試みる必要がある、ということです。これは、ひょっとすると、自律的な学び、ということと矛盾しているように感じられるかも知れません。しかし、みなさんは、学問の世界を、そして自分自身の可能性を、今自分に見えていることだけで軽々に判断してはいけないだろうと思います。もっと広く、そして深く、視野を広げ、思索を繰り返すことで、みなさんの人生に本当に役立つ自律的学びが得られるのです。


東京女子大学は、人文科学から社会科学、自然科学まで、洋の東西を問わず、古代社会の研究から現代社会の分析まで、数学から文学まで、広く深く、現代教養学部という一つの学部で学ぶことができるようになっています。女子大だからこそ、現代社会のさまざまな問題を、ある客観的な視点を持って考えることもできるでしょう。そういう恵まれた環境を存分に生かして、みなさん自身の新たな学びを、積極的に、元気よく、展開させていただきたいと願っています。


現代教養学部 学部長
原田範行