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現代教養学部長メッセージ

21世紀の大学で学ぶ意味は何でしょうか?

単に情報を得るためだけならば、現在では大学へ入る必要はないでしょう。
情報は昔ならば書籍、新聞などの書かれた媒体から得るしかなかったので、外国語の修得をはじめとして時間がかかりました。
しかし、今ではインターネットは当たり前になり、TV、音楽、写真、書籍もデジタル化されており、「パソコン」どころか「スマホ」でどこにいても即座に入手できます。


それでは保護者に多額の学費を支払ってもらい、大学に4年間通学する意味とは何でしょうか。
まさか就職のためだけではないでしょうし、すぐに古くなる情報を得るためでもないでしょう。
青春時代の貴重な4年間を美しいキャンパスで友人と語らい、自分を磨き、しっかりと思考する習慣を身につけ、将来のために基礎力をつける最高の場所が東京女子大学です。
この大学では「リベラル・アーツ」教育をしています。専門教育に対応する「教養教育」ではありません。
一言で表すのは難しいのですが、客観的な思考を意味する”critical thinking”を基礎概念とする、自分自身で根本的に考える能力ではないでしょうか。


大学とは学問生活のスタイルと世界観などの根源的な価値と意味を、世代を超えて伝えるために、キャンパスで教員と学生が生活する場所だと私は考えたいのです。


現代教養学部 学部長
黒川 修司