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人間科学科 言語科学専攻

自分・他者・世の中の「ことば」の世界を探究し、人を活かせる人を目指します

人間は、「ことば」を持つことにより、自らの思考を吟味し他者の思いを確かめる手段を得ました。 言語学科専攻では、その「ことば」を支えに、他者を活かし自らも活かされる姿勢を貫く人の育成を目指します。「ことば」の諸相を分析し理解する試みの中で分析的思考力が養われ、その過程を通して一人ひとりの中で言語観・人間観も明確になっていきます。日本語と英語を中心とした「ことば」の研究を通して、自分のことば、他者のことばにまっすぐ向き合う人を育みます。また、英語力を鍛える科目や英語で行われる授業もあり、英語のスキルやコミュニケーション力が育まれるのもこの専攻の特色のひとつです。




学びのポイント

言語のしくみ、文化、社会の中の言語を探る

言語科学専攻では、人間の言語能力、その修得、言語と文化の関わり、社会・世界の中の言語の多様性について探求を深めます。多様な側面を持つ人間の言語は、複数の言語を比較対照すると、多様性と共通点が見えてきます。言語を見る目、運用能力とともに分析的思考力も磨かれていきます。

日英語対照研究から翻訳研究へ

言語のしくみや言語行動の違いに焦点を当てた日英語対照研究や言語と文化の関わりについての考察は、翻訳研究というユニークな分野にもつながります。英語の読解力と日本語の表現力を磨き、言語圏ごとの文化的な違いに配慮しつつ翻訳を実践する科目では「異文化」を実践的に体験します。


質の高い英語教師を目指す

比較対照の視点は、英語の実態を鮮明に捉えます。言語科学専攻では、この視点を活かしながら、英語のさまざまな側面、第二言語の修得過程、教授法などについて学びます。長文を読みその内容について話し合う科目、効果的なコミュニケーションを学ぶ科目などもあり、英語を使いこなす質の高い英語教師を目指します。

日本語教員養成の中核となる知識を獲得

日本語教員養成課程は全学的に設置されていますが、その核となる科目や言語研究・日本語研究の科目が言語科学専攻の科目として多く設置されています。演習科目のテーマとして日本語教育とその周辺が取り上げられること、自分のキャリアの中核として日本語教師を目指す学生が多いことも本専攻の特徴のひとつです。


カリキュラム

人間科学科 言語科学専攻の教育目標

言語科学専攻は、言語研究の基礎を土台に、言語の習得や教育、言語と社会・文化との関わり、世界の中の言語や社会の多様性を学ぶことを通して、分析能力、問題解決能力を養い、よりよい未来社会の構築に貢献できる人物の育成を目的とする。


4年間のカリキュラム概要


人間科学科 言語科学専攻の主な授業内容

日本語・英語・世界の言語

3年次演習(言語科学)Ⅰ・Ⅱ

日本語教育・英語教育研究、言語使用の研究、日英語対照研究、翻訳と翻訳研究、少数言語研究などさまざまなゼミから選ぶことができます。ゼミでは、発表、ディスカッションなどを通して4年次の卒業論文執筆に備えた能力や知識を養います。

言語調査

フィールド言語学演習Ⅰ・Ⅱ

予備知識のまったくない言語や地域のことばを、辞書や文法書に頼ることなく自分で分析する力を養います。調査方法や、基礎となる言語学の知識を養い、当該言語の話者に聞き取り調査を行って、文法、音韻、語彙、形態の記述を行います。

言語の習得と喪失

第二言語習得基礎論Ⅰ・Ⅱ

外国語および第二言語の修得のメカニズムを学びます。第一言語(母語)修得との類似点と相違点、さまざまな表現の修得順序、母語の影響、こどもとおとなの修得の違い、バイリンガル教育などについても考察し、第二言語修得過程の全体像をつかみます。

言語と社会

言語とアイデンティティ

毎週、映像作品を視聴し、作品に込められた登場人物や作家のアイデンティティを受け止め、どのように感じたのか、それを受講学生で分かち合い、わたしたちに何ができるのか、それを真摯に問うていきます。

英語教育

英語音声学演習

英語の子音・母音発音法および文のリズムやイントネーションのルールなどを理論的に学び、実践的に発音練習します。同時に音声分析ソフト(praat)を使って、実際に使われるときの英語の本当の音の姿を垣間見ます。

English Language Skills

Writing Skills 2A・2B

Building on the concepts studied in Writing Skills 1, students will learn how to plan, develop, organize and write narrative essays, comparison and contrast essays and argumentative essays.



専任教員(専攻の科目を担当する教員)
[お詫び]一部更新中のため、教員情報を見ることができません。順次更新してまいります。   (2016年4月27日)


2015年度卒業論文・卒業講究題目より

  • ・ ビルマ語に関する研究 ―ビルマ語・英語・中国語・日本語の語順における類型的研究―
  • ・ Comparison of Monolingual and Bilingual Versions of the Vocabulary Size Test
  • ・ 現代小説における言葉遊び
  • ・ 母語話者と非母語話者のコミュニケーションに関する研究 ―日本語談話データからみた双方による言語調整―
  • ・ ミクロネシアの言語にみられる日本語の影響 ―マーシャル諸島への借用語―
  • ・ Color Terms in English and Japanese --Comparative Study Blue in English Ao in Japanese
  • ・ 翻訳: Narinder Dhami, Bollywood Babes
  • ・ 「熊本弁」に関する研究 ―熊本市による世代差調査―
  • ・ 映画の英語原題の邦題化に関する研究 ―観たいという意識と英語接触との観点から―
  • ・ タイムファンタジーにおける時制の翻訳研究 ―Philippa Pearce作 Tom's Midnight Gardenを例に―
  • ・ ほめの男女差に関する研究 ―アンケート調査からみる大学生の同性・異性間の差異―
  • ・ 日本在住外国人に対する情報保障
  • ・ 女性を表すことば ―“○○ガール”、“○○女子”、“○○女(ジョ)”、“○○女(おんな)”という新語・流行語―
  • ・ フランス語母音の音声分析
  • ・ A Traveller in Timeの翻訳に見る少女の描かれ方
  • ・ ろう者の言語環境に関する研究 ―音声言語中心の社会で暮らすろう者―
  • ・ 助数詞に関する研究 ―数詞に直接後続する名詞―
  • ・ Reading Anxiety and Reading Performance of Japanese EFL Learners
  • ・ Study Abroad and Motivation --The Study of Intention for English Language Learning and Perception of Study Abroad
  • ・ 敬語表現の日韓比較
  • ・ プロ野球ヒーローインタビューにおける「そうですね」の機能について


2015年度全専攻卒業論文・卒業講究題目一覧


言語科学専攻で取得可能な資格

言語科学専攻の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。
また法にもとづく免許制度はありませんが、日本語教員養成のための課程も設置しています。


学科専攻教育職員免許状学芸員日本語教員養成課程社会調査士認定心理士
中学校教諭一種高等学校教諭一種
人間科学科 言語科学専攻 外国語(英語) 外国語(英語)

課程・資格