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2016年度夏季特別講座「現代世界の性・結婚・親族:人類学の視点から」(9/3、4)

  • 会場:東京女子大学 24号館24202教室

  [→交通アクセス] [→キャンパスマップ]
対象:一般(社会人・卒業生・教職員)・学生
受講料:A~D 1コマ 1,000円
  (学生500円 ※武蔵野地域自由大学学生の方も含む[当日学生証を持参])
受講料は、当日会場にて現金でお支払いください。
定員:各回250名 (先着順)
申込期限:8月24日(水)
託児:託児あり(要予約)
  ご希望の方は、事前に本ページ下部の問い合わせ先までご連絡ください。
後援:杉並区教育委員会・武蔵野市教育委員会


概要

人類は性と血縁と婚姻による人間関係を中心に存続してきました。

その現れ方は社会により様々ですが、いくつかのパターンの繰り返しが多く、本当にユニークなものは少数です。

性的少数者や同性婚は一夫一婦婚と同様に古いものです。

しかし少子高齢化はどうでしょうか。

今日、親族の絆は思いがけないところにも現れます。米国の9・11事件のハイジャック犯の大部分はアラビア半島南部のいくつかの部族の出身でした。

この講座では現代世界の親族・結婚・ジェンダーの諸相を4人の人類学者が考えてみます。


A. 9/3(土)10:00~12:00「現代世界における≪血の絆≫」

講師:宇野 公一郎(本学教授)

講座全体の総論を兼ねて、人類の親族・婚姻・性の諸制度を鳥瞰しながら現代のジェンダーと親族関係の特徴を考え、今日の科学技術、国家、グローバル化との関係の中で親族の絆とそのメタファーが提起する諸問題を論じます。

講師プロフィール
東京女子大学国際関係専攻教授。岡山県生まれ。東京大学で文化人類学を専攻、戦時下の南ベトナムに留学し、メコンデルタ西部で調査中にサイゴンが陥落。パリの社会科学高等研究院でベトナムの建国神話と国家意識の変遷を研究。青銅器時代遺跡発掘を皮切りに北ベトナムの調査を開始、山地民の首長国の歴史復元や、北部全域の村落守護神の調査を行う。現在はアフリカのルワンダやその周辺の王国を調べている。


B. 9/3(土)13:00~15:00「少子高齢化と文化の役割」

講師:森木 美恵(国際基督教大学上級准教授)

少子高齢化は日本だけでなく、タイなど人類学が伝統的に調査を行ってきた社会においても近年大きな問題となっています。タイと日本の人口動態の特徴を比較しながら、未婚化とタイ仏教的思考の関係、日本社会におけるセックスレスの現状と少子化の関係など人口動態を下支えする文化の仕組みを検討します。

講師プロフィール
国際基督教大学教養学部人類学メジャー上級准教授。広島県生まれ。東京女子大学現代文化学部地域文化学科にて文化人類学の面白さに触れ、卒業後アメリカペンシルバニア州立大学大学院へ留学(人類学・人口学博士)。専門は人口人類学。タイのバンコクにおける高齢者の居住形態や日本における夫婦間セックスレスの出生率への影響などマクロな人口動態とミクロな文化的価値体系の相互作用について研究している。


C. 9/4(日)10:00~12:00「親族のつながりについて考える~インドの逸脱者の事例から~ 」

講師:國弘 暁子(早稲田大学文学学術院准教授)

インドのグジャラート地域において、家族を捨て、去勢し、子をもたず、親族関係と婚姻制度の外にあるヒジュラが、親族の存続を願う人々のために子宝を祝福して生きる姿を通して、親族のつながりの意味について考えます。

講師プロフィール
早稲田大学文学学術院准教授。東京都生まれ。東京女子大学に入学して初めて人類学の面白さを知る。在学中インド旅行を2回経験するが、人間として生きる力が欠けると自覚し、修行のためにインド、グジャラート州の大学院に留学、親族調査を行う。帰国後、お茶の水女子大学大学院でジェンダーを学ぶ。博士論文をもとにした著書『ヒンドゥー女神の帰依者ヒジュラ』(風響社)がある。現在は、ジェンダーとエスニシティとの斬り結びに関心をもつ。


D. 9/4(日)13:00~15:00「中国社会文化研究における宗族」

講師:聶 莉莉(本学教授)

講座担当者が行ってきた、近代以来の中国民間社会の変遷、儒教倫理の農民社会への浸透、日中戦争期の日本軍細菌戦被害地の民衆戦争記憶、革命以後知識分子の思想的転換などの研究における父系血縁集団の宗族像を紹介します。

講師プロフィール
東京女子大学教授。1990年東京大学大学院総合文化研究科修了。学術博士。専攻は文化人類学、中国及び東アジア地域研究。主著書として、『劉堡―中国東北地方の宗族及びその変容』(東京大学出版社、1992年)、『大地は生きている―中国風水の思想と実践』(てらいんく、2000年、共編著)、『中国民衆の戦争記憶―日本軍の細菌戦による傷跡』(明石書店、2006年)、『「知識分子」の思想的転換―建国初期の潘光旦、費孝通とその周囲』(風響社、2015年)、など。


申込方法 ※講座終了につき、お申込みは締め切らせていただきました。

1~3のいずれかの方法でお申込みください。学生の場合は、必ずその旨明記してください。


1.webからのお申込み

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2.メールからのお申込み

〒住所・氏名(ふりがな)・自宅電話番号・当日連絡先(携帯番号)・講義No.(A~D)を書いて
support@office.twcu.ac.jpに送信する。


3.ハガキからのお申込み

〒住所・氏名(ふりがな)・自宅電話番号・当日連絡先(携帯番号)・講義No.(A~D)を書いて、以下の住所へ郵送する。
〒167-8585
東京都杉並区善福寺2-6-1
東京女子大学 教育研究支援課

       

問い合わせ先

東京女子大学 教育研究支援課
TEL:03-5382-6470  月~金 9~17時(11:25~12:25を除く)