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Vol.7 松岡沙穂里さん


2011年 理学研究科博士後期課程修了
平塚学園高等学校 数学教諭

「そもそも数学は好き?」

高校の数学は、一つの答えに向かって色々な解答があって、パズルのようで楽しかった。大学の数学は、どんな答えになるかわからないが、文献を読んだり様々な道具を使って何かを導き出す。その過程が面白い。東京女子大学に入学し、初めは必修が多く苦手な分野もあったが、3年次の幾何学の授業をきっかけに数学の面白さをより感じることができた。


「ゼミは楽しかったけど、自分でやっている感じがしなかった」

学部の時のゼミは「ゼミという単位で一つの教材を理解していく」というように、すでにある結果を勉強していた。発表した際の質疑応答などは、面白かったが自分でやっている感じがせず、自分でやる「何か」が欲しいという思いが強くあった。また、研究分野に対する思いだけでなく、分野を担当している先生方が魅力的であったことも進学を選択した理由であった。


「生徒の存在」

修士課程修了後、高等学校の教員という道を選択をした。初めて平塚学園を訪れたとき、生徒とすれ違うたびに挨拶された事に衝撃をおぼえた。受身ではなく、すすんで挨拶をする環境が徹底されていることが印象的であったため、今の職場を選択した。また、主体的な行動を実現しやすい職場で充実しているとのこと。

「教職と研究を両立することは…」

修士課程の指導教諭からの勧めにより、博士課程へ進学し、仕事をしながら研究も行うという選択をした。勤務時間としては7時半から20時半。授業、補習、部活など様々な面で、生徒から返ってくる反応によって改めて、感じること気付かされることがあり、着眼点の違いから見えてくるものがある。それが凄く魅力的!しかし、忙しい時期が続くと疲れがたまり、そのためゼミが近くなると徹夜。研究に対して嫌気がさすことはなかったが「やってられるか!忙しいんだ私は!!」と思うことも多々。紙とペンさえあれば研究できるという利点により研究を続けることができた。


「生徒と衝突することがあっても、3年の締めくくりにありがとうございましたなんて言われたら、全て良い思い出になってしまう。だから生徒ってずるい!」


「結婚したってやりたいことは全部できる!」

結婚をしたことによって変わったことは無い。むしろ実家よりも職場までの距離が近くなり、互いの協力によりライフスタイルへの影響は感じない。


「今まで自分のやりたいことは全部やってきた」

仕事、研究、結婚に加え習い事など、やりたいことは全て自分で実現させた。自分のことは自分で。これからもそのスタイルは変わらず。自分のやりたいことは自分でなんとかしていく!


インタビューを終えて

全ての事に面白さを見いだし、やりたいことも実現させていく行動力をお持ちだと感じました。研究者として、社会人として、様々な面で活力を与えて下さる魅力にあふれる方であり、私もその様な意思と行動力を持ち続けたいと思います。

お忙しい中、長時間のインタビュー、ありがとうございました。